そして、わたしは縁側にひとりで座っていた
私ももう、ことしで18
結構いい年になってきたというのに、未だに亡霊のまま
いい加減、自分の将来が気になりだした今日この頃である
最近勝太は、島崎勝太ではなく、近藤勇と名のるようになった
私はなぜだかそのまま勝太とよんでいる
歳三や総司も、最近よく出稽古にいくようになった
他の皆も、色々忙しいらしく前よりは顔を合わせる機会が少なくなった気がする
まあ、左之助や新八、平助なんかはひましてるが
まあ、なかでも少しずつ変わりつつある試衛館で、一番大きな変化といえば……
「ガハハハ!!新八さんは今日もいー筋肉してんねー!」
「おー、お沙代ちゃん!いいところに目ぇつけたな!」
そう、あんなに女らしく清楚だったお沙代さんが、徐々になれていくうちに、今では大変男勝りで豪快な性格になっていったのである
私は、廊下を歩いてきた新八とお沙代さんの会話に耳を傾けていた
「いやぁそれにしてもよぉ、お沙代ちゃんがこんなに男勝りだとはちっともおもわなかったなぁ」
「やーね!私は人見知りだから、慣れるまではうまく自分をだせないだけよ!」
「そーかい。それにしても、男勝りなお沙代ちゃんも、これまた逆にいいねぇ」
「やだ!新八さんたら!口が上手なんだから」
真っ昼間からお沙代さんを口説く新八に冷たい視線を送りつつ考える
女らしいお沙代さんが、今では男勝りで豪快な女に大変身
その真逆の変化がうけたのか、前よりも人気がではじめたお沙代さん
基本的に、皆に打ち解けているのだが、唯一本当の自分を見せられない人がいることを、わたしは知っていた


