その後、初詣も終わり、皆で試衛館に帰って新年会が行われた
帰り道、私のことをからかうものは誰一人いなかった
なぜならあ言うまでもなく、大吉だからである
今年はなんだかいいことがありそうだ
私は、縁側に座っていた
中からは、新年会の騒がしい声が聞こえてくる
まったく、おめでたい奴らだ
わたしは、ひとりでふふっとわらい、星が出てきた空を見上げた
新年会も静まったころ、三人の男が、こっそり祝杯をあげていた
「お前たち、よくやってくれた!」
ひとりの男は、目に涙を浮かべて喜んでいた
「まぁ、新八がきたときはあせったがな」
ひとりの男は、ふっと微笑んだ
「でも、すごく嬉しそうでしたね」
ひとりの男は、すっと目を細めた
三人の男たちは、皆に気づかれないように、こっそり乾杯した


