私は、おそるおそる十八番の紙を手に取った


ま、まあ、毎年大凶だし?


期待してなし?


断じて、せめて凶でろー、もしくは吉でろーとか、小さな希望抱いてないし?



「おい、鈴。早くひきやがれ」


うじうじしている私に痺れを切らしたのか、土方ににらまれる



そんなに睨まなくったっていいじゃないか



「はーい」



心のなかで文句をたれながも、素直に返事をしてしまう



ちっ、大凶がでたら土方のせいだ



た他人に罪をなすりつけた私は、ぎゅっと目を閉じて、おみくじを開いた


ゆっくりと目を開いていく



「……っ!」



みえてきたのは、大の文字と……
 




「だ、大……吉」





「ほんとかよ!すげぇな、鈴!」


大吉の言葉を聞いて、真っ先に平助が、ひょいっと私のおみくじを覗きこんで、二カッと笑った



「おおおー!!大吉かあ!!よかったな、鈴!」


勝太は、私の頭をガシガシ撫でて、「凄いぞ!」と誉めてくれた




土方も、何だかホッとしたように勝太をみて笑っていた



私はというと……



「だ、だだだ大吉?」



呆然と、大吉の紙を見つめていた



未だに信じられない


私が大吉だなんて


そんな私に、総司がぷっ!と吹き出した



「鈴檎?そんな間抜けなかおしてどうしたの?大吉引いたんだよ?」



総司のことばに、やっと状況が理解できた



そっか、私大吉引いたんだ



ついに……



私は、大吉の紙を握りしめた



「山南さんに見せてくる!!」



そう言って、山南のもとえ走った



皆、優しく笑ってくれた