そういえば、わたしは何をしていたんだ?



そうだ、おみくじだ


だが、おみくじの箱は、勝太が持っている


早く引きたいが、ここはいつもお世話になっている勝太に引いて貰おう


「勝太、お先にどうぞ」


私の言葉に、目を瞬かせる勝太



「り、鈴、遠慮はいらないから、鈴が先に引きなさい」



「そ、そうだよ、鈴檎。せっかく勝太さんが譲ってくれてるのに」




「そうだ、鈴。てめぇは黙ってとっとと引け」



「なんなら俺が先に引くか?」



最後の平助の言葉は置いといて、三人にそこまで言われれば、引くしか無いだろう



「じゃあ、おさきに」



私は、勝太から箱を受け取った



それをぐるぐるまわして……


皆が私の手元に注目するなか、くるっと箱を逆さまにした



箱からはぴろっと細い棒がでてきた


「鈴、何番だ??」



待ちきれないといったように、平助が私の手元にある棒をのぞきこむ



「えぇと……十八番」