去年までは、土方と総司と勝太と私の四人で初詣にきていたが、今年は山南や平助など皆で来たため、大凶を引くわけにはいかない
私は、平助と共におみくじの前まで来た
幸い、皆別行動
もし大凶を引いても、平助にみられるだけですむ
そう言えば、総司が一緒に来たがっていたが、勝太と土方につかまっていたっけ
まあいい、とりあえず私は目の前の試練に集中しようじゃないか
「じゃあ、俺から引くな」
「うん」
平助が、おみくじのおなじみの六角形の箱を手に取ろうとした瞬間
「あああー!」
「わあ!」
突然奇声をあげて現れた土方が、平助から六角形の箱を奪い取った
「なにすんだよ土方さん!」
叫ぶ平助にたいし、余裕のえみを浮かべる土方
「平助、お前は女子をさしおいて自分がさきに引くつもりなのか?」
私は、土方の言葉に目を見開いた
土方が、私を女子と言うだと!?
私は、土方を怪訝そうに見つめた
「あんだよ」
そんな私を、文句あんのかといった感じで睨む土方
「歳三が、私を女子なんて言うなんて、明日は槍でもふるな」
私の言葉に、土方はわなわなと青筋を浮かべていた
「ああ?せっかくこの俺が良いこといってやったんだから、感謝しやがれ」
偉そうな土方に、私が一言「イヤだね、気持ち悪い」と言うと、土方はさらに青筋を浮かべた
「テメェ、もおいっぺんいってみろ?」
「きもわるーい」
「鈴!そこになおれ!叩ききってやる」
「ぎゃ~!」
土方が鬼の形相で私に襲いかかろうとしたその時
「お!おみくじじゃねえか」
ちょうど甘酒を飲み終わった上機嫌の新八がやってきて
「あ!」
土方が持っていたおみくじの箱をひょいとととった
「ちょっとまて!」
そして、土方が取り返そうとしたが、時すでに遅し
新八が笑顔で箱を逆さまにした


