「どん!どん!どん!」
布団を木刀2本でたたく総司
「えい!」
「やあ!!」
その隣で戦う暑苦しい男2人
「どどん!どどん!」
必死で大声をだす私
「うぉるぁ!!」
「ぬぁにお!!!」
「いけぇー!左之さーん!そんな筋肉ぶったぎってやれー!」
それを見ている平助
はたからみれば、なんとも、奇妙な光景だろう
ましてや、太鼓の練習をしているとは誰も思わないだろう
かくいう私も、これは何か違うきがする
でも、総司がちゃんと太鼓を叩けるようになるまでは、私は太鼓の音役を全うしなければならない
私の中で、そんな妙な使命感が生まれつつあったその時だった
「おい!!!俺の布団になにしてやがる!!」
鬼の一声で、みんなの動きがぴたっととまった
そう、そこに立っていたのは、青筋を立てて顔をひきつらせこっちを凝視する土方だった


