「ねぇ、総」
「なに?鈴檎」
「私って、暖かい?」
総司は、私の突然の言葉に
「うん…鈴檎は暖かいよ」
といって微笑んでくれた
「そっかぁ」
本当は、ちょっとだけさみしかった
最近お沙代さんがきて、皆私に目を向けなくなって、そのうち存在も忘れられるんじゃないかとか考えたりもした
みんなと同じように、寒さにふるえたり、ご飯を食べてお腹いっぱいになったり、剣の稽古をしたりしたい
でも、それは私にはできない
そして、それができるお沙代さんが羨ましかった
でも、それは間違ってたのかもしれない
私は、総司にぎゅっと抱きついた
「鈴檎?」
総司がピキッと固まった
抱きついていて顔は見えないけど、きっとビックリしてるはず
「総、暖かい?」
なんでだろうか
総司には、まるで私の心が透けて見えているかのように、わかってしまう
「うん、暖かいよ」
総司は、そう言って抱きしめてくれた
私は、ちょっとだけ泣いてしまった


