その後、おにぎり捕獲に失敗した私は、縁側で一人でお沙代さんの姿を思い出していた
きっと、皆お沙代さん見たいな人が好きなんだろうな
土方は、まあ百戦錬磨だからおいといて
勝太も新八も佐之助も山南も平助も…、総司だって
「女子たるもの、ねー…」
私には、程遠い理想像だ
「はああー」
私が、ため息をはいていつろ、いきなりガシガシッとと頭を撫でられた
「んだよ鈴、ずいぶんシケてんじゃねぇか。恋患いか?あ?」
そんな調子で私の頭をモシャモシャにした佐之助は、私を面白そうに見つめていた
「私が、女子らしくなったら、どう思う?」
私の突然の問いかけに、佐之助は目をまるくした
「鈴が女子らしく…ぷっ、あははははは!!」
「もおいい」
爆笑する佐之助を睨むと、佐之助は「まあまあ」といって私の隣にドカッとすわった
「まあなぁ、鈴はそのままでいーんじゃねぇかい?」
「だって…」
私が食い下がると、佐之助は遠くを見つめた
そして、すうっと眩しそうに目を細めた
そして、ポンと私の頭にてを乗っけた
「新八や平助、土方さんやらになに言われたかわ知らねぇがなぁ、無理にかわるこたぁねぇ。鈴には鈴の女子らしさってもんがある。誰かの女子たるものはあーだこーだなんて、関係ねぇんだ」
「私らしさねぇ」
私が神妙な顔つきで呟くと、佐之助は「おうよ」といって、私の頭をガシガシ撫でた
「自分を、見失ってくれるなよ」
ちらっと佐之助をみると、なんだか遠くを見つめていた
そのかおは、今まで見たことがないくらい、優しくて、寂しそうだった
「うん」
佐之助の顔をみたら、なぜだか頷くことしかできなかった


