「別に良いけど、一つだけ条件がある。」



ならば私だって攻撃だ。




「何?」




「自転車の後ろ乗せろ♪」



・・・なんて、全然攻撃なんかじゃないけど。

ただの照れ隠し?



優田は笑って私を後ろに乗せた。




校門を出ようとした時、後ろから誠也が声をかけてきた。


「今からどっこ行っくのー?」


「秘密。」


「あら、やーらしぃ♪」


「そんなんじゃないって!」



私は誠也の頭を殴った。