キーンコーンカーンコーン...



4時限目が終わった。



「優田!!アイス買って来て♪」


「ったくしょうがねーなぁ。亜悠花お嬢様は。」


優田は立ち上がって扉に向かって歩き出した。

そして扉の前で振り返った。




「亜悠花!!夏休み、一緒に楽しもうな!!」



それだけ言って走って売店に向かって去って行った。





「・・・うん。」




私はまた赤くなっていた。