次の日、優田は帰ろうとしている私に声をかけて来た。


「アイス買ったからさ、屋上行かない?」



「・・・うん。」



私もそろそろ優田とどう向き合って行くか、けり付けなきゃと思ってたから、屋上に行くことにした。


屋上に着くと、いつものように優田は私の隣に座った。



しばらく黙ってアイスを食べていると、優田が口を開いた。




「何で俺のこと避けてんの?」


しばらく黙っていたけど、私は決心して話始めた。



「昔話・・・聞く?」


「え?」


「いいから。聞く?」



優田は何かを感じ取ったのか、静かにうなずいた。



「じゃ、話すね。」