「明日希ちゃん!待ってたよ〜」 明るい声を飛ばしながら、私の目の前に立つ女の子・・1人。 ・・・・・誰? 「え、と、ごめん。誰ですか?」 いかにも女の子って感じで、クシャっていう笑顔が印象的だった。 「えー!ショック・・・ 私、早川紗倉。よろしくね?」 そう言いながら、綺麗なネイルをしている白く細い手を差し出して来た。 おもわず私は、その手を握る。