サボりは保健室






「明日希ちゃん!待ってたよ〜」





明るい声を飛ばしながら、私の目の前に立つ女の子・・1人。





・・・・・誰?




「え、と、ごめん。誰ですか?」





いかにも女の子って感じで、クシャっていう笑顔が印象的だった。






「えー!ショック・・・
私、早川紗倉。よろしくね?」



そう言いながら、綺麗なネイルをしている白く細い手を差し出して来た。





おもわず私は、その手を握る。