あたし。






焦った。


学校に来て、野郎どもが梨沙のことを見て可愛いだのなんだのって。




あいつは俺の彼女なんだよ。
そんな気持ち悪ぃ下心で見てんじゃねえよ。





「そいつ、俺のなんだけど?」


腹が立った俺は、梨沙を自分の腕の中に閉じ込めて頬にキスを落とした。


俺って、こんなに独占欲強かったっけ?
まじかっこわり…。



でも、

案の定、こいつの顔は真っ赤になって。




上目使いで俺を見てきた。