教室に来てからも、あたしはチラチラと色んな人からの視線を感じる。 なんか、怖いんだけど…? 自然に俯いてしまう。 「あれっ?? もしかして、梨沙ちゃんじゃない!?」 突然、誰かに名前を呼ばれて、顔を上げたら 「紗季…ちゃん??」 「やっぱ梨沙ちゃんだ!! 久しぶりだね♪ てか、めっちゃ可愛い〜っ!!!」 「ほんと久しぶり!! って、……ゎあ!! そんなこと無いよ?? 紗季ちゃんの方が可愛いっ」 紗季ちゃんはあたしに飛び付いてきた。