あたし。





2月7日。



「597、597、59……

あ、あった!!
あたしの番号あった!!」



あたしは今日、
市内で1番の高校に推薦で合格しました。





顔を上げれば、どこまでも広がる青空。


「お母さん、あたし受かったよ。
春からはお母さんの後輩になるんだよ。」


あたしは、この広い大空にそう呟いた。




そしたら一瞬、爽やかな風が吹いて…、

それはまるで、お母さんがあたしに“おめでとう”って言ってるみたいだった。