「ほらほら優子ちゃん、信司の胸じゃなくて俺の胸で泣きな?」




鈴木君が山谷君から引き離してあたしを抱き締める。




「おい、俊哉てめえ…。」

「うぅ〜鈴木君もホントにありがとうございますぅ〜。」




あたしは鈴木君を抱き締めた。





「んなっ!」

「おっ!優子ちゃんもしかして俺に惚れた?」

「んなわけないでしょ、バカ。」




喋れないあたしのかわりにミオちゃんがツッコンでくれる。