臆病者の地味子ちゃん

「あたしが地味なせいで皆に迷惑かけたくないんです!あたしと一緒にいると皆まで悪く言われちゃうから…!!」

「なんだよ…それ。」







山谷君のあたしを掴んでいる手に力がはいる。


少し痛い。





「誰になんて言われようがどうでもいいんだよ!」





ビクッ




初めて山谷君がこんなに怒ったところを見た。