臆病者の地味子ちゃん

キーンコーンカーンコーン




「あ、チャイム…。」





お昼休みが終わった。




「あ〜あ、もっとこの優子ちゃんを見てたかったのになぁ。」



鈴木君がジーッとあたしを見る。





「私の優子をそんなに見ないでくれる?」

「別にミオちゃんのじゃないだろ?どっちかと言えば俺のだ!」

「てめえのじゃねぇよ!!」

「に、逃げろ!!」





鈴木君はミオちゃんから逃げるように…いや逃げていった。