臆病者の地味子ちゃん

「いいんじゃねーか?もう開きなおっちまえよ。」

「山谷君…はぁ分かりました。ちょっと待っててください。」






あたしは結局またあの格好した。



全然似合ってないのに…。






「全く似合ってなくても笑わないでくださいね?」

「もっちろん!」

「似合わないとか絶対ないから早く入ってきなさい!」





うぅ…。



あたしは下を向きながら空き教室に入った。