臆病者の地味子ちゃん

「あ、まだ地味女もいたんだ。信司とミオちゃんだけかと思った。」





冷たい視線が刺さる。




「また、優子を地味女って…「おい俊哉、優子を地味女って言うんじゃねぇよ。」




ミオちゃんの言葉を山谷君が遮った。





ミオちゃんと鈴木君は目を見開いている。



もちろんあたしも。



まさか山谷君が庇ってくれるなんて思ってなかった。