学校へ行く支度を済ませ部屋を出るとばったり人にあった。
『おはよう、麗羅。』
その人物が私に向かって挨拶をする。
『おはよう、木蓮。』
私もその人物に挨拶を返す。
その人物とは私の幼なじみの紫藤木蓮。
肩につかない程度のところで切りそろえられた髪は名の通り木蓮色。
優しい瞳は藤色で、私と同じ学校の男物の制服を着ている。
性格はとても温和。
そして安倍の分家に当たる紫藤家の一人息子だ。
昔から私のよき理解者である。
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