今日は特に授業もなく、あっという間に学校は終わってしまった。




帰り際に美月が




『え、もうお別れ!? 母さん悲しいわぁっ!』




と嘆いていた。




だから私はあなたの娘では…




そんな美月を椎夏が




『また明日会えるでしょうっ!!』




と引っ張って帰っていった。




二人の家は近所なのである。




私は当然のごとく、木蓮と学校を後にした。