『会いたかったぞーっ! 我が娘よ!!』




いや私、あなたの娘では…




私が扉を開いた瞬間飛びついてきた女の子。




私の親友である、如月美月。




古くからあるお寺の子でお母さん体質。




でも外見はそれに似合わず、腰まである黒髪に深紅の瞳、雪のように白い肌のまさに大和撫子。




『美月…苦しいです…』




木蓮が支えてくれたから倒れずにすんだものの、この体勢はきつい。




というか、開けたのが私じゃなかったらどうするんだ。




そして美月も同じクラスだったのか。