冷蝶 【凍結中】




――キィ


ゆっくりと屋上のドアを開ける。



少し風が吹いていたが、外は暖かく、ちょうど良かった。



私は屋上の隅へ行き、爆睡した――。





また、夢を見た。



今度はあの人が悲しそうな顔をして、



『美姫……ひどいよ…。』



と言ってきた。




私はあの人を見下すような目で見ていた――。



『――――っ』



私は何か言って、笑っていた。



すると彼が悲しそうな顔から怒りに満ちた顔に変わっていき


『テメェ……ぶっ殺す。』



あの人はナイフを取り出し、私にナイフを向け走ってきた。