私は急いで川崎病院の中に入り、


受け付けのオネーサンに


「新城将希はどこだっ!!」


と、聞いた。


すると受け付けのオネーサンはガタガタ震えながら


「…105号室です……ぅ。」


そのまま気絶した。


私は受け付けのオネーサンに構わず急いで105号室に向かった。



「……あった。」



私はようやく105号室にたどり着いた。


私はゆっくりと105号室の扉を開いた。



そこにはビックリした顔をした将希がいて……。


「……お前、美姫……か?」



「うん。」



「…ひ、さしぶりだな。」



「うん。」



「お前が男装癖だったなんて……」



「うん。……ってはぁ?ちげぇから!!これは訳あり!ちなみに今は優希って名前になってるから。」



「……そうか。」



しばらく沈黙が続いたとき。



――バタバタバタッ



誰かが走ってくる音がした。



だいたい予想はつくが。



ドアが勢いよく開いた。



「……お前ら。」



私はぽつりと呟いた。



そこには竜騎と陸と想汰と輝がいて――。



竜騎が、


「……お前ら、どういう関係だ…?」



「「……兄妹」」



なんで、将希は緑龍にいるんだよ。


あの日誓ったじゃん。


一緒に緑龍を潰そうって―――。