「……そうか、ならいい。つか、お前喧嘩できんのか?」



ここで、“できます”って言ったら面倒なことになりそうだよな。



「できねー」



なんか、棒読みになったけど、大丈夫だろ。



「………。」



すると竜騎は私を軽く睨んできた。



「…んだよ。」



私も睨み返した。



すると竜騎はビックリした顔をして、


「お前――《キーンコーンカーンコーン》」



再びチャイムが鳴った。



今日はチャイムに感謝する日だな。



そう思いながら、私は寝た。