バカだよね。



私がよけられないとでも思っていたのだろう。



No,1の嵐蝶の総長の私にNo,2の緑龍の総長が勝てるわけないのに。


……って、仕方ないか。

神川竜騎は私が氷蝶って知らないんだから。



なんて思いながら私は学校へと向かった。






学校に着くと、颯と楓は既に居て、



「「み……優希!おはよう!」」


今、2人とも美姫って呼ぼうとしたな。


そう思い私は2人を睨んだ。



「颯も楓も俺と同じクラスなのか?」


「おー。一緒にしてもらった。」



……まじかよ!


何をしたのかすげぇ気になる。



なんて喋ってたら


「おいコラ、新城!!テメェさっさと席につけや!今は授業中だぞ!」


私を睨みながら先生が怒ってきた。


クラスの奴らは少しビビってる。



「あー、はいはい。」


だるい返事をして、私は椅子に座り、即寝た。