「お嬢様、そろそろパーティーの時間です。お着替えを。」
「――…ん。わかったわ。」
私はベットから降り、ドレスに着替えに行った。
ドレスに着替えて髪をセットした私を見て、メイドは
「「きゃあ!お嬢様、とてもお似合いです!」」
なんてお世辞を言うんだ。
すると父さんがタイミング良く、
「美姫、着替えたか。行くぞ。」
そして私は父さんとパーティー会場に向かった。
案の定パーティー会場は大人ばっかりでつまらなかった。
知らない婆が
「新城さんのとこの娘なの?美人ねぇ」
とか言ってくる。
はっきり言って、かなりウザい。
私自身が裏の世界の人間だから華やかな世界は向いていないのだろう。



