特上男子

片付けを終えた男性陣もリビングに集まり、みんなでまったり中ー。


海で疲れたのもあるけど、お腹いっぱいで暫く動きたくない。



「凛子全然食べよらんやったけどお腹いっぱいになったん?」

「志保がガブガブ怪獣の如く食べてる時に私は人間らしく普通に食べたよ」

「そんなにがっついとった!?」

「ライトに餌付けされてる怪獣に見えた」



餌付けって……。


否定できんところが悲しいよ。



「あぁぁぁぁぁっ!!」



リビングに結さんの凄まじい叫び声が響き渡った。


ぶふっ。


うたた寝気味やったライトの驚いた顔かわゆかぁぁぁー。



「遊君花火は!?」

『花火?誰か持ってきてんだろ』



……………………。


沈黙の中、各々が目で回りをチラッチラッと見渡している。



『は?マジかよ……』



海で頭がいっぱいで花火の存在とかすっぽり頭から抜けとったがな……。