特上男子

『林檎になってるっ』



はうっ。


更に熱くなるような事言わんといて下さいっ!!



『おっ、トマトから林檎に昇格じゃん』



トマトと林檎にどっちが偉いとかあるかいっ!!



「うっさい遥っっ」

『お前顔赤過ぎ。ウケる』

「もうやだぁぁぁ!!ライトのせいやぁぁぁっ」

『よく分かんないけどごめんね?』



首を傾げてシュンッとした顔。


なんねその可愛さはっ!!


反則やろぉもんっ!!



「ライトってマジど天然っ!!ってか小悪魔っ!!」



周りが一斉に笑い出し、私の恥ずかしさは一気に増した。


チラッと智輝さんを盗み見したら、肩を揺らしながら笑いよった。


なんてこった……。


智輝さんの前なのに……消えてしまいたか……。