特上男子

「ブッハァァァァァァァァッッ!!」



勢いよく炭酸を喉に流し込み思わず声が出てしまった。


苛々し過ぎてあの後家に帰る気にはなれず、近くの公園に立ち寄った。


通称丘公園。


丘の上にあるわけじゃなく、丘の上にあるような作りになっているからそう呼ばれているらしい。


正式名は知らない。



「だいたい中の上ってなんやぁぁぁ!!てかそんな尻軽女やないし!!ほんっとムカつくッッ!!」



ジュースを飲み干し缶を力の限り握り潰したが、怒りは全く収まらない。


それどころか怒りはどんどん増していく。



「人の事そんな風に言える程お前はそんなに格好いいんか!!お前なんて……お前なんて……クソォォォォッッ上の上やないかぁぁぁッッ!!」



よくよく思い返してみれば、今更ながら顔立ちが良かった事に気付く。


それが余計悔しかった。


足をばたつかせ体全体で怒りを露にしていたら、どこかからか笑い声が聞こえてきた。


周りを見渡すが誰もいない。


私ってば空耳が聞こえちゃう程実はショック受けとったん!?