ん?


ひんやりとした感触をおでこに感じ目線を上げると、ライトの手がぴっとり私のおでこにくっついていた。



『赤くなっちゃったね。大丈夫?』

「天使の王子様……」

『お前一回病院で頭見てもらえよ』

「うっさい遥!!」



今ライトに癒してもらってるっていうのにマジ余計な一言ぉぉぉ!!


ギャーギャー喚いていると、急に背筋が凍りつくような感覚に襲われ急いで辺りを見渡した。


血の気が引くって言うのはこういう事を言うんやろか?


周りの女子が怖い顔をして私の事を見ていた。



「いつもは屋上で人がいないから良かったけど、今はライトとイチャイチャしちゃまずかったかもねぇー」

「い、イチャイチャとかしとらんもん!!」

『俺らは何とも思ってねぇけど、何も知らない奴らからしたらお前ら付き合ってる様に見えんじぇねぇの?』



どえっっっ!?


私とライトが!?


つ、付き、付き合ってる!?


んなバカなッッ!!