特上男子

地べたに座り、お弁当を広げた。


何で休んでたのか聞きたいのに、中々話を切り出せんくて、モジモジしてしまう。



「遥はサボり?」

「あ、うん。 そうみたい」

「……ライトは?」

「それが分からんっちゃん。 メールの返事ないし、電話にも出らんし……どうしたっちゃろう……」

「そっか……」



凛子の悲しそうな顔を見て、泣きそうになってしまった。


こんな凛子初めて。


こういう時、どうしたらいいっちゃろう。



「私さ……ライトが好き」

「……え?」



凛子の笑顔は綺麗で、寂し気な笑顔やった。


なんて答えていいか分からんくて、私は口籠った。



「実は、入学した時から好きだったんだよね」

「そう、なん? 全然分からんやった」

「まさかこんなに仲良くなるとは思ってなかった。 仲良くなればなるほど、この気持ちは隠さなきゃって思った」



何で……?


気持ちを隠す必要があると?



「志保って本当に分かりやすいよね」

「へ!?」

「わけわかんないって顔してる」



お箸から手を離し、両手で頬に触れた。


そんな顔しとるかいな!?



「気持ちを隠してでもライトの傍に居たかった」