特上男子

メッチャ恥ずかしいっ!!



「ごめんなさいッッ寝ちゃって……」



寝ちゃってどころやない。


爆睡こいたぁぁぁ!!



『謝るのは俺の方。30分とか言っておきながらすげぇ待たせてごめん』



壁にかかっとる時計に目を向けると、8時を余裕で過ぎとった。


マジ寝すぎやろ……。



『今から飯行くとなるとちょっと遅くなるけど、大丈夫?』

「だ大丈夫ですっ」



智輝さんとご飯行けるならお母さんにいくら怒られてもいいし!!



『はい、これ』



智輝さんに大きな紙袋を差し出され首を傾げた。