特上男子

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くすぐったい。


やけど凄く気持ちいい。


もっと触って……。



『……ほ……ち…………』



ん?


何?


よく聞こえんっちゃけど。



『志保ちゃん』

「ん……」



目を開けると大好きな智輝さんの顔があった。


まだ夢の中?


なんて幸せな夢なんやろうか。



「ふふっ……」



自然と顔がにやけてしまう。


また目を閉じようとしたら、智輝さんにパチッと軽くオデコを叩かれた。


ちょびっとやけど、痛い気がしたのは何故?


夢なのに……。



『飯行くぞ』



飯……飯……め、し!?


ガバッと体を起こすと優しい笑顔の智輝さんと目があった。


これ現実やないのっ!!