クラス表を見てみると私は2組だった。
優子と晴ちゃんも一緒だ。
よかった。なんとかやってける。
そう思いながら教室へ向かった。
教室に入るともうすでに優子と晴ちゃんは来ていて、私は優子に抱きついた。
杏「おっはよ~」
優「おはよ~杏樹もう杏樹いきなり抱きつかないでよ~」
晴「おはよ~杏ちゃん」
私はもう一度「おはよ~」と言った。


♪~♪~
チャイムがなるまでたわいもない話をしていた。
私の席は真ん中の列の中間の席。
名前の順だなんて最悪だよと思っていたら隣の席の人が声をかけてきた。
名前は神崎春樹君というらしい。
茶髪でいかにもチャライ感じ。
男なんて信じられない。適当に当たり障りのない対応しとけば大丈夫だろう。
「おはよん♪名前なんていうん?」
「おはよー。鈴木杏樹だよ。あなたは?」
「杏樹な!俺は神崎春樹や。春樹でえ~で!」
「じゃぁ私のことも杏樹でいいよ」
「わかった~」
話していたら先輩の話が終わっていて優子たちがきた。