若干ふてくされて美術室に戻ると 涼平が珍しくもう帰る準備をしていた 「あれ? なんか用事?」 「うん、ちょっとね だから今日は途中までしか一緒帰れないんだけど」 涼平が用事なんて珍しい 手早く片付けた涼平の後を追って美術室を出た