「……ごめん、迷惑……だった?」 迷惑、と言うのは追いかけてきたことなのだろうか 少し息を切らしているのは涼平だった 「迷惑じゃないけど ……月9意識しての登場?」 ふふ、と笑ってみると涼平はあからさまに安心した様子で息をつく 「なに、みんなして月9月9って……」 特に深い意味なんてない 南美が言うから言ってみただけ もっと言うと、泣いてたのを隠してみようと言ってみただけ