「遅かったじゃん、何してたの
俺お腹すきすぎて死にそうだったのにぃ」


さっきまであんなにはしゃいでいたのに
死にそう、なわけがない



「しれーっと嘘つかないでくださいね、
レジが混んでたんだからしょうがないでしょ

というか、俺の質問聞いてました?あっさり無視しましたけど」



涼平はまだ気づいていない

運よく、なのか運悪く、なのか

朱希のいる場所は入り口から顔が見えない