一時的に意識を寸断される十牙。
宙を舞う体、そのまま頭から床に落ちる寸前。
「っらぁっ!」
彼は素早く床に両手をつき、バック転して姿勢制御する。
…完全にアッパーカット気味に顎を打ち抜かれていた。
並の人間ならば脳震盪を起こしてダウンしている筈。
それでも立つ。
倒れない。
「聞き分けのねぇ坊主だぜ…」
ザワザワと。
十牙の赤毛が逆立つ…。
宙を舞う体、そのまま頭から床に落ちる寸前。
「っらぁっ!」
彼は素早く床に両手をつき、バック転して姿勢制御する。
…完全にアッパーカット気味に顎を打ち抜かれていた。
並の人間ならば脳震盪を起こしてダウンしている筈。
それでも立つ。
倒れない。
「聞き分けのねぇ坊主だぜ…」
ザワザワと。
十牙の赤毛が逆立つ…。


