天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅨ

装着者の思考を読み取り、手から離れた後も自在にコントロールできる。

それがフェザーショットという武器。

その後も、一度は回避した筈のフェザーショットが次々と翡翠の体に突き刺さる!

観客席から上がる悲鳴。

あまりに凄惨な光景に、目を覆う者さえいる。

「ま、大した傷じゃないだろ?」

「…ああ」

刺さったフェザーショットを引き抜く翡翠。

着物にジワリと血が滲む。

「だが、こんな玩具で体を傷つけられた俺の誇りの方が重傷だ」

「言ってくれるぜ」

腰に下げた鞘。

そこから、ジャックフラミンゴがスラリと剣を抜く。

両刃、直刀の鋼翼剣『ウイングブレード』。

「次はこの玩具で遊んでくれよ」