「ぬかしおる」

笑いを堪え切れないとばかりに、龍娘は俯いて肩を揺らした。

この馬鹿者らしい発言だ。

だがこんな生徒がいる限り、今回のような対抗戦も度々勃発するかもしれない。

「それによ」

スペシャルバカは続ける。

「あんたらが教えてくれんのは、強さとか技とかだけじゃねぇんだろ?」

「知った風な口をきくな、小僧め」

フンと鼻を鳴らす龍娘。