天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅨ

同じ拳法家同士、近い間合いでの接近戦と踏んでいた龍娘。

しかし雀には、意外な遠間での攻撃方法が存在していた。

「重ね重ね申し訳ないです、先生…ですが」

雀は息を大きく吸い込む。

「この昧朱雀の能力もまた、私の一部!」

再び業火を噴き出す雀!

見た目の派手さで怯ませるだけではなく、確実なダメージを与える事が出来る。

龍娘はまたも回避に専念する他なかった。