「その安い挑発に乗るお前が未熟だという事だ、夏柳」
片足立ちのまま、構えをとる龍娘。
「私に失望し、怒っているのだろう?…来い。その憤りを拳に乗せて晴らしてみせよ。何なら背中の得物を抜いても構わんのだぞ?」
「…後悔しないで下さい、憧れ『だった』武人殿…!」
雀もまた、片足立ちのまま構える。
同じ中国拳法、異なる構え。
二人の女拳士は。
「参る!」
「来い!」
限られた足場をものともせず、遂に戦いの火蓋を切った!
片足立ちのまま、構えをとる龍娘。
「私に失望し、怒っているのだろう?…来い。その憤りを拳に乗せて晴らしてみせよ。何なら背中の得物を抜いても構わんのだぞ?」
「…後悔しないで下さい、憧れ『だった』武人殿…!」
雀もまた、片足立ちのまま構える。
同じ中国拳法、異なる構え。
二人の女拳士は。
「参る!」
「来い!」
限られた足場をものともせず、遂に戦いの火蓋を切った!


