天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅨ

が…。

「貴方は…化け物ですか」

強張った表情で呟く弥々。

直後。

「よい…せっ…っとぉ…!」

ハンマーを両手で持ち上げながら、めり込んだ床の中からクロードは立ち上がった。

頭部から出血、全身リングの破片や埃で汚れてしまっている。

胸部に鈍い痛み。

肋骨にヒビでも入っているのか。

それでも。

「こんな激しい戦闘は…エクソシスト現役の時…なずなを手懐ける時以来だな」

そう告げるクロードは、どこか嬉しそうでさえあった。