天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅨ

とにかく眠い、そして気だるい。

そうでなくても春先で眠いのに、スペシャルバカの朝稽古に付き合わされて睡眠不足なのだ。

毎度毎度学園の乱闘や爆発騒ぎに関わってなどいられない。

「放っておけば、毒舌やマリー、しまじろうや死神教師が何とかするだろう…たまには休ませろ。完璧超人さんはお疲れなのだ」

そう言って欠伸を一つ。

頬をデスクにペタンとつけたまま目を閉じる龍娘。

その横では翡翠がスマホの待ち受け画像を相変わらずガン見。

「こんなんでいいのか?この学園…」

レヴィの言葉に。

「いいんじゃないのか?それよか、なずな」

クロードは素知らぬふりで、誰かに呼びかける。

「ちょうど午後3時だ。お茶でも淹れてくれ」