この町に住み初めて6年。 初めて通る道。 僕はこの道の先は知らない。 何があるのか。 別に気になるわけではないが、 何だろう。 行かなくてはならない気がした。 生い茂った木をかき分け、 辿り着いたその場所には…。 ポツンと小さな家がひとつ、建っていた。