キッチンでは亜美と私だけ。 「咲羅。私今日陸くんに好きって 言うよ?」 「ほんとっ?頑張ってよっ。」 亜美はすごいな… いつもいつも私の先をいく。 「それで…咲羅は告白…しないの?」 頑張ってみるけど… 「やっぱり好きって言うの怖いよ… なんか、今の関係が好きかも」 「だめ。咲羅が思ってること きちんと伝えるの。」 そうだよね。逃げてちゃだめだ。 「私も頑張るから、咲羅もがんばるんだよ」