SAKURA SAKU





『はい。』


「あ、カノ?悪い、いきなりで。」


『どうした?』


「翔唯と双史に連絡先、教えてもいいか?」


『いいよ。そんなことなら、連絡しなくてもいいのに。じゃ、切るよ。』


「あぁ。」









翔唯と双史。




今日、初めて話した。




また新しい知り合いができた。




来年まで、もう知り合いは作りたくない。








もう、死んじゃうのに。