SAKURA SAKU




『そういえば、架之叶、早退だろ?用事、あんだろ?』





『あ、うん。そうだった。じゃあ、双史、また明日ね。』



病院のこと、すっかり、忘れてた。





『あぁ。』





『史貴、由麻ちゃん、瑠麻ちゃん、またね。バイバイ。』







史貴はただつまんなそうな顔して、由麻ちゃんと瑠麻ちゃんはバイバーイと言いながら、手を振ってる。






振り返すと、由麻ちゃんと瑠麻ちゃんは嬉しそうな顔をした。